朋和産業ってどんなものを作っているの?

朋和産業は株式会社として存在しますが、本社は千葉県船橋市です。

1962年の設立で、主な事業内容としてプラスチックフィルムや紙などを素材に使った、軟包装資材を作って販売しています。

軟包装資材は、食品を商品として販売するときに利用されるパッケージの部分に使われます。

スーパーやコンビニといった食料品を販売している店舗にいくとわかりますが、周囲にはパンや洋菓子、おにぎりやサンドイッチなどがたくさん並んでいます。

これらのパッケージとして、箱や缶はそれほど多くは使われていません。

それよりも中身が見える透明で薄いパッケージであったり、手で簡単に切ることができるものが大半を占めます。

これらが軟包装資材です。

透明に見えるのは、プラスチックフィルムが使われているからです。

また、和紙のような紙で包装されている商品も見かけられます。

これも軟包装資材の仲間です。

とても身近な存在ばかりですが、朋和産業が作っているのはこのようなパッケージです。

薄い材質を用いながら、中の鮮度が保たれているのが、技術的に優れたポイントです。

軟包装資材の具体例を見ていくと、先程のパンや洋菓子、おにぎりといった商品のパッケージである、デイリー用製品があります。

賞味期限が比較的短めの食品に採用されます。

開けやすく工夫されていますから、子供でもお年寄りでも簡単に開封して食べられます。

チルド用・冷凍用製品も作っています。

チルド用は冷蔵状態で陳列されている食品で、電子レンジやオーブンなどで加熱調理して食べることが多いものです。

納豆やチーズなどの開封してそのまま食べられる商品にも、プラスチックフィルム製のパッケージが多く見受けられます。

冷凍用製品はその名の通り、冷凍食品のパッケージに使われています。

お弁当に使う家庭も多いでしょうが、パッケージに包まれているおかげで、中身を衛生的に保てます。

各方面で活用されるラミネート製品

ラミネート製品はおせんべいやおかきなどの米菓子、クラッカーやクッキーといった小麦粉のお菓子、つまみなどの珍味のパッケージに使われるものです。

しっかりと閉じることで、内部に酸素や水分が入り込むのを防ぐ機能を持ちます。

また、光を寄せつけずに静電気防止の機能を持っているなど、意外にも多機能なパッケージでもあります。

食品が中心になっていますが、メディカル製品のパッケージにも朋和産業の技術が採用されています。

中身を衛生的に保存できる技術に優れている証とも見て取れます。

以上のようなパッケージには名称があります。

変形特殊袋はおにぎりやサンドイッチ、スイーツといったパッケージに使用されるものです。

少し変わった形状でも、専用機を使って作る技術を持っています。

合掌袋は、プラスチックフィルムを筒状にまず仕上げます。

その後に両端の部分を閉じることで、袋状のパッケージに仕上げられます。

単純な構造をしており、使用するプラスチックフィルムの面積が少なめでコスト削減に役立ちます。

三方袋とは、氷やレトルト食品を入れるのによく使われるパッケージです。

フィルムを貼り合わせて閉じる部分がフラットな形状をしていますので、密封するのに便利です。

チャックを付けることもできます。

水分が含まれる食品に適しています。

比較的賞味期限の長いものに使われる例が多くなっています。

さまざまな袋の特徴

ガゼット袋は合掌袋と似ていますが、両サイドにマチがあるのが特徴的です。

厚みがある食品を入れられるのがメリットですが、小袋に分けられたふりかけのパッケージに採用されたり、トレイ入りの食品によく使われます。

食パンもガゼット袋の仲間で、底の部分にマチが作られている状態です。

スタンディングパウチは三方袋に似ていますが、マチを付けることで、立てられるように工夫されています。

水分の多い食品、レトルト食品などに多く使われます。

これにもチャックを付けることが可能です。

トムソンは、形状を自由に決められるパウチ状のパッケージのことです。

注ぎやすい、持ちやすいなどの工夫ができます。

マチ付きやチャック付きなど、割と何でも応用できます。

製造する際には素材の周りを刃物で切り取って、形状を整えます。

トムソンの技術が使われている商品として、シャンプーやトリートメントの詰め替え用パッケージや、小麦粉にお土産などが見受けられます。

ロールラベルはペットボトルで多く見られる筒状のパッケージのことです。

以前はシュリンクやストレッチといったラベルが使われていましたが、ロールラベルなら薄くできますし、同時にコストを抑えることができます。

製造方法も簡単な部類に入りますので、とても経済的にパッケージを採用できるのがメリットです。

朋和産業の場合には、飲料用として作ることが多く、実績を持っています。

このように、身近な商品で朋和産業の技術を知ることが可能です。

何気なく食べている食品のパッケージの形状や質を確認するのも面白いといえます。

ただ作るだけでなく、デザインについても提案するサービスを提供しています。

朋和産業より

最終更新日 2025年5月14日 by ewsnoma