耳鼻科の役割について
耳鼻科は軽視されがちですが、健康維持のためには欠かせないお医者さんです。
耳や鼻といった、五感に関わる重要な箇所だけではなく、のどの部分も含めて総合的に診断してくれます。
具合が悪いときには内科というのが一般的となっていますが、場合によって、医師を使い分けるのも、迅速な回復への近道となるのです。
たとえば風邪を引いた場合、のどの炎症が明らかに重い場合には、耳鼻科のほうが有益となることも多いのです。
鼻やのどといった部位は、風邪の症状が強く出やすいところです。
それだけに、専門医の診断と治療が、よりよい効果を促してくれます。
ただし、咳が止まらなかったり、下痢がちだったりという、呼吸器系や消化器系にも異常が出ているケースならば、内科に行くべきです。
また、花粉症治療においても、きちんとした検査を経て、改善へ向けた投薬治療などを行ってくれます。
この際に渡される薬は、ドラッグストアで売られている改善薬よりも効能があり、保険が適用されるため値段も安く済みます。
普段はお医者さんが苦手な人であっても、早く直すために、専門医の診療を受けるのがベストな選択です。
検査費用も、内科におけるCTスキャン検査などに比べて、はるかに安価なものですから、進んで利用していきましょう。
よく話題に上がる耳鼻科と耳かきの問題
耳鼻科との関わりについて、よく議題に上るのが、耳かきという問題です。
これを論じる人の中には、家で耳掃除をしてはならず、全て専門医の手で行ってもらうべきという、激しい論調もあります。
反面、定期的な耳かきは有益であると唱える声もあります。
なぜ、こうした見解の相違が見られるかといえば、耳垢というものは、個人差が大きく出るからです。
同じものと考えられがちですが、実際には、乾燥と湿潤という2タイプに大別されます。
さらには粉末状、液状、ゲル状と、様々なタイプがあることが分かっており、とても一様の対応ができるものではないのです。
それだけに、一度は検診を受けて、適切な対処法を教えてもらうことが、耳垢との賢明な接し方といえます。
とくに湿ったタイプの場合、長い間掃除を行わなければ、耳が詰まってしまうこともあります。
そうなると、耳鼻科に行って取り除いて貰わなければなりません。
もし、耳の聞こえが悪くなったら、早期に診断を仰ぎ、正しい聴覚を取り戻していくべきです。
他にも、大音量の音楽による難聴や、蓄膿症など、耳や鼻に関するトラブルは少なくありません。
異常を感じた際には、しっかりと耳鼻科医の診断を仰いでいきましょう。
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最終更新日 2025年5月14日 by ewsnoma