上野学園の創立は1904年です。
最初は上野女学校で、その後上野高等女学校となります。
戦後は教育改革によって、野学園中学校と上野学園高等学校が誕生します。
高等学校では日本で初めて音楽科が設置されます。
音楽家が設置されて以降は、一貫したプログラムで高度な音楽専門教育と人間教育を実践しています。
目次
百周年の記念事業で新校舎が完成
2004年に創立百周年を迎え、百周年の記念事業で新校舎が完成します。
2007年には、時代の先を見据えながら新しい教育を目指して男女共学制へと移行しています。
上野学園は人間の自由と尊厳を教育の中に求め続けます。
節度と礼儀を身につけ他人に対しては寛容で、自己に対しては厳しく接することを教育のあらゆる場面で協調しているのが特色です。
生徒の適性を見出して育み、人間性を高めます。
グローバル化する世界に適合できるように、論理的な思考力や問題解決能力を持ち主体的に行動する生徒の育成を図っています。
21世紀型スキルを磨くために独自のプログラムを展開
上野学園では、21世紀型スキルを磨くために独自のプログラムを展開しています。
中学校と高等学校は、それぞれ特色のあるプログラムを持ちます。
中学校で実施しているプログラムのひとつが、上野公園フィールドワークです。
文化と芸術の中心地である上野公園には国立西洋美術館や東京国立博物館、国立科学博物館など世界的に有名な施設があります。
学校からも近い上野公園を舞台にして、社会と理科のフィールドワークを展開しています。
テーマを設定し情報収集を行い、研究してレポートを作成します。
レポートの発表を通してプレゼンテーション力を磨く
レポートの発表を通して、プレゼンテーション力を磨きます。
中学1年生では、上野動物公園や国立科学博物館を訪れ学習を展開します。
サイエンスプログラムでは、科学の心を育てます。
施設を10回以上見学することで、国立科学博物館が出している博物館の達人という認定書の獲得を目指します。
中学2年生になると、上野公園の文化と歴史に目を向けます。
江戸時代に寛永寺を中心に親しまれた上野公園は、明治の時代が訪れると多くの文化施設が建設されます。
生徒たちは、地理的な役割を探求して上野公園の魅力を探ります。
中学1年生の3学期には、学校からも近い浅草に出向きます。
外国からの観光客も多い浅草で、英語のインタビューを行います。
学校で学んだ英語を活かし、コミュニケーション能力を磨きます。
楽しみながら英語に接し、外国人との会話で英語を使うことで英語学習のモチベーションを上げます。
楽器の演奏と調和を通して協調性を育てる
生徒はクラリネットやフルート、トランペットなど様々な楽器から1つ選んで専門の先生より指導を受けます。
他人の奏でる音色に耳を傾け、自分が奏でる楽器の音色と調和させます。
楽器の演奏と調和を通して協調性を育てます。
1年に2回発表会を催し、中学3年生になるとメモリアルホールでの演奏会があります。
生徒たちは力を合わせて1つのものを作り上げ、豊かな感性を育てます。
月曜日から金曜日まではグループ給食を実施します
1年生から3年生までのテーブルには、学校の教員も加わって一緒に食事を楽しみます。
給食は栄養士が考えた献立が用意されているので、栄養バランスがとれています。
高校でも様々なプログラムが実施
高校でも様々なプログラムが実施されます。
高校1年生と2年生は、特別講座を受けます。
強化は国語と数学、英語です。
曜日は各講座が指定している曜日になります。
難関大学を目指す特別なクラスもあり、放課後しっかりと勉強します。
上野学園は設置コースが豊富です。
従来の普通コースト音楽コースの学びを共有し、最大限に活かす2つのコースが編成されています。
主要教科の学習を強化して、充実したプログラムを提供します。
音楽を通じて豊かな感性を育み、海外文化体験や国際文化交流によりグローバルな視野を育てます。
中学ではイギリス人講師がイギリス英語を指導
将来プロの演奏家や音楽関係の職業を目指す場合も、独自のカリキュラムがあります。
中学では、イギリス人講師がイギリス英語を指導します。
2年生になると英語文化を体験する語学研修合宿があります。
短期海外研修を体験することで、実践的な英語力を身につけます。
上野学園では、授業以外でも英語を学べる機会を多数提供しています。
英語で様々な活動を行い、必要な英語表現や文法を見につけます。
本物のイギリスに近い環境の中で、すべて英語という生活を体験します。
学力向上に向けた取り組みも豊富です。
主要5教科の強化を行い、確かな学力を身につけます。
少人数制の授業なので、丁寧で行き届いた指導が行えます。
1年に6回の面談を実施し、将来の進路目標を決めて実現を目指します。
まとめ
夏と冬には充実した講習と補習があり、特別講座の実施もあります。
SAKURA手帳を導入し、手帳を通して生徒に対する指導を徹底しています。
音楽を目指す生徒のためには、専門実技の基礎力を育むレッスンがあります。
演奏家や教授から毎週60分のレッスン受けることで、夢の実現につながる確かな実力と感性を身につけます。
音を正確に聞き分ける耳を養い、さらにリズム感を育てて感性を磨きます。
最終更新日 2025年5月14日 by ewsnoma